祐成二葉さんインタビュー
料理家・フードコーディネーターとして、雑誌・書籍やTVなど第一線で活躍する祐成二葉さん。 バラエティ豊かなスタイリングのセンスは衆目の的。そんな彼女が、現在の仕事に就くキッカケ、修行時代、そして仕事の醍醐味や魅力などをお話します。
私が「食の仕事」に進んだのは、料理の世界で活躍していた母(祐成陽子校長)が毎日忙しくて、小学校も高学年ともなるとデザートレシピ本などを見ながら自分用におやつを作り、中学に入ってからは自分でお弁当を作ったりして、自分の工夫やアイデアでお料理やデザートを作ることに面白さを覚えたことがキッカケでした。本格的に料理の道へ進むためにフランスの料理学校に留学。プロのシェフを目指す人達が通う学校でみっちり料理漬けの日々でした。魚や鶏はもちろんウサギもさばき方も教わりましたよ。料理のイロハから盛り付けまで、フランス料理を集中して学べたことは今でも役立っています。
帰国後、雑誌や広告の仕事を手掛けていたスタイリストさんの元で勉強をさせてもらうように。ファッションもインテリアもフードも全て手掛けている方で、とってもお洒落でセンスもよくてね。アッと驚くようなスタイリングをするんです!見ているだけで本当に勉強になりました。そうしているうちにもっと料理を勉強をしたくなり、ドイツの国立マイスター学校に留学。パンやドイツ菓子や家庭料理を、学外でも有名ウィーン菓子店でウィーン菓子、チョコレート、アメ細工を教えてもらったりと、ここでも料理漬けの毎日でしたね。
ドイツから帰国後、雑誌や書籍の編集者から料理撮影を少しずつ依頼されるようになりました。昔は料理家とスタイリストは別だったのですが、スタイリストの元で勉強していた事もあり、私は料理とスタイリングをトータルで提案していました。先駆者少ない中、色々と大変でしたが、一生懸命やっているうちに周囲からも認められ、仕事も広がってくるようになったんです。料理を器や小物でどう見せるか、個性的なスタイリングに合わせる料理、などを考えるのは本当に楽しい。思い通りに仕上がった時に喜びは、他では得がたいものなんです。これは当初も今も変わらない仕事の醍醐味。大変ですが辛いと思ったことは一度もないですよ。
フードコーディネーターを目指す人に向けて学校を作ったのも、自分が苦労して得た知識を伝えていくことで「食の仕事」の幅がもっと広がる!と思ったからです。最初は母と2人、手探りで始めてスタッフも育ち20年が経ちました。卒業生は、料理家やフードスタイリストとして本を何冊も出している人も多く、料理教室やカフェなどを運営している人、食品メーカーで商品開発に関わっている人、など幅広く「食の仕事」に関わっています。実習も多く撮影仕事にも関わってもらうこともあり、卒業生からも現場で役に立ったという声をよく聞きますね。「食の仕事」は年齢がハンデにならず生涯取り組んでいける。そしてクリエイティブで奥が深い、本当に楽しい仕事ですよ。




